今回、あんこ特集ということで日本一、いや世界一あんこ好きと言っても過言ではない、日本あんこ協会会長のにしいあんこ(本名:西井成弘)さんに話を聞いた。あんこへのあふれる愛と日本あんこ協会の活動について語ってもらった。
日本あんこ協会の会長を務めるほど、あんこ好きなにしいさんは、幼い頃からあんこが好きだった。小学校低学年の頃には、あんこが好きすぎるあまり「あんこになりたい」と言っていたほどだそうだ。そんなにしいさんのあんこへの愛は大人になってからも冷めることはなく、「あんこの魅力を伝えたい」と、2018年10月に日本あんこ協会を立ち上げた。
こうして設立された日本あんこ協会だが、活動内容は、主に4つあるという。1つ目は、約6400人いるという同協会の会員ネットワークにより、全国のおいしいあんこ情報を発掘することだ。そして2つ目は、健康を考えることである。「生涯に渡り、あんこを笑顔で食べ続けるためには、健康が大切」とにしいさんは言う。健康的にあんこを食べるためのお茶の飲み合わせなどを栄養士と共に研究している。3つ目は、あんこに関する歴史を知ること。そして最後の4つ目は、新しい食べ合わせを見つけ、新たなあんこの可能性を探ることである。実際に同協会が考案した意外な食べ合わせは、アメリカンドッグの上にあんこを塗って食べるというものである。衝撃的な組み合わせだが、実際に食べた人は皆、口をそろえておいしいと言うのだそう。「是非、試してみてほしい」とにしいさんは勧めてくれた。日本あんこ協会では、これらの活動内容をイベントやインターネットなどで発信している。
また、日本あんこ協会では、世界平和の実現を目標としているそうだ。「あんこのあんは安心の安だ」とにしいさんは言う。あんこを使ったお菓子は、食べるとどこかホッとする。「そんなおいしいあんこを食べて皆が幸せになってほしい」とにしいさんは願っている。
最後ににしいさんは、「今後も、あんこの魅力について発信し続けていきたいし、海外の人にももっとあんこを受け入れてもらいたい」と語ってくれた。にしいさんのあんこへの愛は止まることはない。