本学では、今年4月から対面授業が再開されていた。「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」が都内で発令
されるなど、刻一刻と変化していく状況の中、本学はどのような対応を行っているのだろうか。
コロナウイルスの影響から、オンライン中心の授業に切り替わることとなった昨年。パソコンで授業を受け、大学へ1年間行かなかったという学生も、中にはいたかもしれない。
そして迎えた今年4月。昨年9月から公表していた通り、本学は対面授業を再開した。久しぶりの大学で、ようやく本来の大学生活が戻ってきたと、ほっとしたり喜んでいた人も多かっただろう。
しかしその矢先、都内には、4月中旬に「まん延防止重点措置」の適用、そして4月下旬には3度目の「緊急事態宣言」が発令。青山キャンパスはわずか数週間で対面からオンライン授業へ逆戻り。この刻々と変化していく状況の中での、本学の対応を追っていきたい。
まず、基本的な授業形式については、開講授業数の約7割の面接授業に加えて約3割の遠隔授業を予定し、通学を前提とした授業運営を行うこととした。
3割の遠隔授業も、面接授業と同等あるいはそれ以上の教育効果が見込める等の条件付きである。また、教室内での感染防止対策として、1教室あたりの収容率を65%以下での運用、また各教室に消毒液を設置し、常時換気を行うこととしていた。遠隔授業用に教室の一部も開放するなど、様々な事情を抱える学生への配慮も見受けられた。
3度目の緊急事態宣言を受け、青山キャンパスは、5月いっぱいは遠隔授業を中心とする方針に切り替わることとなったが、私たち学生が、大学で対面授業を受ける際に気を付けるべきことは何だろうか。
本学から学生へのお願いとして、まず1つ目に、自身の健康状態を把握することが挙げられる。検温を行い、発熱・咳の有無・嗅覚や味覚障害などの症状がないか確認してから登校することが望ましい。そして2つ目に、人へ移さないという意識を高く持つことだろう。マスクの着用は勿論、飲食の際は「黙食」も心がけるべきだ。
最後に、いつまた大学で授業を受けることができるようになるのか、暗闇の先の光を見出せずにいるが、私たちは独りではない。友とまた大学で笑い合えるように、どうにか今を耐え抜いて生きていきたい。