お昼時、人が大勢いる場所で、ぽつんと1人。何だか居づらい、食事もしづらい、そう思ったことがある人はきっといるだろう。だが、人目をあまり意識せずに一息つける場所も学内にはなかなかない。悩む人たちに届けたいのが、学生相談センター主催のランチタイムスペースの存在だ。
2014年4月から行われているこの催しは、新型コロナウイルスで一度中断したものの、今年の6月から週に1回、月曜日に開催されている。時間は12時30分から13時30分までで、ちょうど昼休みの時間にあたる。この時世のため今は食事ができないが、飲み物は持ち込み可能であるため、食事を取るというよりは、学内の喧噪から離れた場所でゆったりくつろいでもらうということが目的になっているそうだ。パズルやビデオもあるので、息抜きにはちょうどいい場所になるかもしれない。
それでも敷居が高いと感じる学生もいるだろう。だが、この空間は人と無理にふれ合うところではない。1人で利用しても大丈夫なのだ。学年も1年生から大学院生まで様々な学生が訪れ、めいめいに過ごしている。ただ来て、そこにいるだけでいい。そんな心持ちで学生相談センターも開催しているそうだ。
本学学生なら誰でも利用でき、ある程度の匿名性も持って参加できるランチタイムスペース。機会があれば一度、訪れてみるのはどうだろうか。