人と希望とピアノと

APSのメンバーたち(新歓演奏会にて)

 本学にはピアノ好きな学生で構成される青山ピアノソサエティ(APS)という団体が存在する。彼らは順番にピアノを弾き、クラシックの知識を深めるという活動を主にしている。そんな彼らにとって、年に7回ほどある演奏会は互いの技術を高め、親睦を深める場として重要なものだ。演奏会に参加するメンバーは発表の2週間前までに曲を決め、練習に臨む。練習の際は「どんな演奏をすれば、観客に楽しんでもらえるか」を考えながら、打ち込んでいる。しかし、本番では練習通りにいかないこともあるので、楽しんで自分たちの演奏をすることを何よりも大切にしている。

 APSの魅力について、メンバーの鈴木可菜子さん(理3)が語った。鈴木さんは幼い頃からピアノを習っていたが、「ピアノの練習は基本1人だったのでモチベーションが上がらない時もあった」という。しかし、「APSでは共に練習し、高めあう仲間がいるので充実したピアノ生活を送れる」と話した。そんなAPSの今後の目標として、鈴木さんはベートヴェンの「悲愴」を完成させること、3人以上で連弾に挑戦することを挙げた。

 近頃は新型コロナウイルスの影響で普段通りの活動が行えず、週に1度ズームで顔を合わせるだけだという。メンバーの鈴木さん、佐藤雪乃さん(理3)は「せっかく入会してもらったのに活動できない新入生が多くいて心苦しい。正常な大学生活が戻ったら新歓・演奏会などを行い、メンバー同士の交流を深めていきたい」と語る。学生の中にもAPSの活動の再開を心待ちにしている人がいるのではないだろうか。そんな学生たちのためにもこのコロナ禍が早く終わり、APSの演奏するピアノの音色を聞ける日が早く来てほしいものだ。

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