本学社会情報学部が「さがみはらSDGsパートナー」に登録された。この登録によって地域社会との繋がりや
、SDGsに対する取り組みはどういったことが行われるかについて着目する。
「『さがみはらSDGsパートナー』制度は、社会情報学部のディプロマポリシー、SDGsの目標達成に向けた取り組み、地域社会とのパートナーシップの3つを結びつける仕組みだ」
そう話すのは、社会情報学部の南部和香准教授。現代社会の問題と深く関わるSDGsの17の目標に対し、どのようなアプローチができるのか。課題解決に向けて動く社会情報学部の「さがみはらSDGsパートナー」登録に注目が集まる。
この登録によって、自治体や企業等とのネットワークづくりが支援され、SDGs関連事業の情報提供などが行われる。これにより、持続可能な社会の実現に向けて、様々な主体の協力を得ることができるようになる。社会情報学部がこのネットワークを活用しようと考えたきっかけが、昨年度実施された「さがみはらエコ・プロちゃれんじ」だ。
産官学が連携したこのイベントは、相模原市内の小中学生を対象に、環境をテーマとしたプログラミングコンテストとして開催された。コンテスト賞品の中には、津久井の間伐材を利用して製作されたものもある。ここにも地域社会とのネットワークが活かされている。コロナ禍の開催には制約もあったがメリットもあった。最終報告会には遠方の参加者もおり、オンライン開催ならではの魅力やつながりが間違いなく存在しているといえる。
今後は学部の教育・研究成果をもとに地域社会との連携事業に参加するだけでなく、SDGsの観点からも積極的な取り組みを続けていく。昨年度同様、今年度も「さがみはらエコ・プロちゃれんじ」は開催予定であり、環境をテーマにした催し「さがみはら環境まつり」も新たな名前と形で実施される予定だ。社会情報学部は両方に関わっている。「学生ならではの柔軟な発想力や行動力が求められている。これらの取組みに興味がある人はぜひ声をかけてほしい」と南部准教授は学生の参加を募っている。