主催者の福田さん(下)と記者

 アイディアピッチコンテストとは本学の学生またはOB・OGがビジネスに関する自身のちょっとした考えを発表し、競うイベントである。主催者の福田徹さんは青山ビジネススクール(ABS)を卒業後、同窓会の運営の仕事をする中、新しいビジネスを起こす人を本学から輩出したいと考えて2年前から本コンテストを開催し始めた。

 コンテストに出場する学生は様々な学部から構成される。参加する学生はチームを組み、それぞれが考えた新規事業を制限時間内で発表する。コンテストで好成績を残すチームは、皆共通してプレゼン能力が高いという。参加チームは6分間で自身のアイディアを高く評価してもらうために多種多様な工夫をするからだ。例えばスライドの順番、色使い、プロモーション動画の作成など工夫は多岐にわたる。また発想が独創的というのも成績上位者に共通する特徴だという。

 福田さんはアイディアピッチコンテストの意義について「コンテストに参加すればビジネスのやり方を学ぶことができ、起業だけでなく、将来勤め先の企業で新しいビジネスを考えることに役立つ」と語った。また「普段交流のない学生と出会うことができ、刺激を受けることができるのもコンテストを開く大きな意義の一つだ」と話した。今後の展望については、「コンテストから起業家を多く輩出し、いずれこのコンテストを履歴書に書いて自慢できるほどにしたい」と熱く語ってくれた。福田さんは運営面でも学生からの協力を望んでいる。

 コンテストは11月13日、17時から。オンライン配信も予定。詳しくはホームページで