今年度の4月に設立されたジェンダー研究センターでは、社会貢献事業・エンパワーメントプログラムとして、「造形ワークショップ」を開催している。講座開設に至ったのは、社会に出てからも心豊かに過ごしてほしいとの想いからだという。
そんな造形ワークショップには、「織」と「版画」の2つの講座がある。この2つがワークショップの講座として開講した経緯には、「織と銅版画がともに、2012年度まで開設されていた短期大学芸術学科のカリキュラムにあったことと、その後の現代教養学科でも授業で行っていたことが関係している」とコミュニティ人間科学部コミュニティ人間科学科の趙慶姫教授は話す。
このようなワークショップがあるということで、記者は、6月26日に開催された版画の造形ワークショップに参加させてもらった。版画のワークショップでは、自分の好きな風景や絵を題材に、それぞれが思い思いに作品を作ることができる。技法は、エッチング、ドライポイント、メゾチントの3つがあり、どの技法を使うかによって出来上がりは異なる。記者は、版画を作った経験がなかったため、初心者にオススメだというエッチングを用いて作品づくりを行った。講師の白井四子男先生と趙教授に丁寧に指導してもらい、初めてながらも満足のいく作品を作ることができた。講師の白井先生は「小さい銅板の中で、様々な表現をすることができるのが版画の魅力」と語る。
このワークショップは、受講者から好評だということで、後期にも同様のワークショップが開催される予定だそうだ。是非、この機会に参加してみてはいかがだろうか。
・版画 11月6日(土)10時〜15時
・織 11月13日(土)10時〜15時
詳しくは、大学とセンターのウェブサイト「EVENT」に掲載されるそうだ。