9月13日に開幕した東都大学野球秋季リーグ戦1部リーグ。春季リーグ戦では5位で残留を決めた本学は、初戦から惜しくも2連敗。幸先悪いスタートとなった中、3戦目を迎えた。

9月21日、明治神宮野球場にて国学大戦が行われた。

本学先発はエースの森(総4)。対して国学大の先発は坂口。森は毎回のようにランナーを出しながらも粘り強い投球をし、5回までスコアボードに0を刻む。

 4回までノーヒットに抑えられていた本学の打線だが、5回裏、先頭の4番山中(社3)がチーム初ヒットとなる内野安打を放つと、その後満塁のチャンスを作ったが、得点にはつながらず、試合は後半に差し掛かる。

 緊迫した投手戦の中、7回表、一死一、二塁のピンチを迎えたところで、ここまで好投してきた森に代えてワンポイントで金城(史3)にスイッチする。見事に三振に斬った後、3番手のルーキー児玉(コ1)が後続を打ち取り、この回もピンチを切り抜ける。

 本学の打線は国学大の坂口をなかなか捉えることができず、6回から7者連続三振を喫するなど、完全に押さえ込まれてしまう。児玉も好投を続け、9回まで両チームのスコアボードに0が並び、10回からのタイブレークに突入する。

  10回表、児玉は無死満塁から二死までこぎつけるが、

国学大の3番・山本に内野安打を許し1点を先制されてしまう。しかし、後続は抑え、なんとか最小失点のまま裏の攻撃に繋ぐ。

 10回裏、先頭の4番・山中はバントの構えをしていたが、二塁走者の泉口(

済4)が投球後に二塁を飛び出してしまいタッチアウトになってしまう。その後も走者を二塁まで進めるが返すことができず、試合は1―0で敗れ、開幕3連敗を喫してしまった。

 国学大の先発坂口に対して10回無失点2安打12三振と抑え込まれたことについて泉口主将は「緩急にうまくはまってしまった」とし、「自分のミスで負けてしまったので、みんなに申し訳ない」と振り返った。安藤監督は「全部勝つぞという気持ちで3連敗してしまったので、そこは切り替えて残り試合全勝する気持ちでやっていきたい」と前を向いた。

 その言葉の通り次の試合では、本学の打線が爆発し連敗を3で止め、その後破竹の4連勝を果たした。このまま波に乗り、1部逆転優勝を期待したい。