入念にリハーサルを行う

 例年通り、今年も「Aoyama Collection」通称、青コレが開催される。今年度の青コレのコンセプトは「流行の最先端から放つ。多様なスタイルを」。これらを踏まえ、青コレのタイトルとして「A」を選出した。「A」はアルファベットの始まりの文字であると同時に、「一つの」という意味を持ち合わせる。さらに「A」は今年の青山祭テーマ「one」ともかけている。青コレを通じて、「流行の最先端」である青山の地を起点に、「多様なスタイル」のファッションを学生、さらには社会へと届けるべく全員が一丸となり「一つの」ファッションショーを作り上げたいという想いが込められている。

 青コレは昨年の冬休みから準備を進めてきた。昨年の反省を生かすため、春休みからは週2回集まり企画を練った。さらに、4月末には新1年生を迎え、新たなメンバーで再始動をした。そのような中、丸山侑悟さん(営2)は「青コレチーム総勢17名の意見を一つにまとめることが大変だった」という。チームひとりひとり、ランウェイに対する想いやこだわりは強い。そのような中で折衷案を出し、意見をまとめることに非常に苦労した。しかし、多数決で決めるなどの簡単な方法は取らなかった。皆が納得いくまでチーフを中心にひたすら話し合いをし、全員で答えを出したという。

 今年の注目はタイトルの「A」にちなんだランウェイ。また、今年は文化服装学院の学生に協力を依頼した衣装も見どころだ。

さらに青コレは出演するモデル、BGM、照明、演出全てを学生だけで作り上げる。当日、青コレのモデルを務める松村達也さん(経4)は「青コレに携わり今年で3年目。集大成の年だ。学生最後に、やりたいことを詰め込んだ最高のショーにする」と誓った。

丸山さんは「全ての人に喜びと感動を与えられるステージをお届けする」と力強く話す。今年も青コレの開催が待ちきれない。

青コレは10月31日14時から15時半に開催予定。