第53回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月7日、愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮までの8区間106・8キロで行われ、駒大が2連覇を果たした。本学陸上競技部長距離ブロックは駒大と8秒差の2位。惜しくも3年ぶりの優勝を逃した。

朝日新聞社提供

 1区は原監督が「各種記録会でも積極的な走りをしていた」と評す志貴(教2)。終盤9キロ付近でスパートとなり、トップ駒大から5秒差で(たすき)をつないだ。三大駅伝初出場ながら、4位の好走をみせた。

 2区は箱根駅伝で花の2区を走った中村(総3)。序盤はスローペースの集団走となるも、中盤以降は順大の三浦を中心としたハイペースの先頭争いについていけず苦しい走りに。トップ順大から1分13秒差の10位で走りを終えた。

 各校のエース級が集う3区は岸本(社3)。2年時はケガで三大駅伝の出走は叶わなかったが、チームの主力が駅伝に戻ってきた。序盤は拓殖大のラジニの後ろにつくと、前を走る東洋大、駒大、中大を追い抜く。先頭の東京国際大・ヴィンセントが区間新記録で走るなか、岸本は先頭と2分1秒差の8位、日本人トップの区間3位で復活の走りとなった。

 4区は箱根駅伝で山下りの6区を好走した副主将の髙橋(国経4)。序盤で国学院大、5キロ付近で拓殖大を追い抜く。順位を2つ上げ、トップ東京国際大とは1分24秒差に。髙橋は区間賞を獲得した。

 5区は昨年同区間で区間新記録の走りをみせた佐藤(総2)。2キロ付近で順大、明大、法大の3位集団に追いつく。終盤11キロ付近で順大と並走しながら東京国際大を振り切る。トップ早大とは19秒差の3位に上げる区間賞の走りをみせた。

 当日変更で急きょ出場した6区の若林(地1)は、3キロ付近で順大と並走しながらトップを走る早大に追いつく。しかし、6キロ手前で東京国際大、順大から遅れ始める。12キロ手前では明大、最終盤で駒大にも抜かれ3つ順位を落とし5位に。先頭の東京国際大とは1分36秒差での(たすき)リレーとなった。

 7区はエース近藤(営3)が当日変更で出場した。駒大の大黒柱である田澤とほぼ同時にスタートした近藤は、序盤で明大を振り切る。7キロ手前で田澤に遅れを取るも、11キロ手前で順大を15キロ手前で東京国際大を振り切る。トップ駒大とは18秒差の2位の好走を見せ、アンカーに望みを託した。

 最終8区、主将の飯田(総4)は、8キロ付近で先頭駒大の背中につく。その後しばらく並走を続けるも、残り2キロ付近で駒大・花尾のスパートについていけず、わずか8秒差で惜しくも2位でのフィニッシュとなった。飯田は「並走した時に前に出るという選択をしなかったことを悔やんでいる」と振り返った。

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