学生三大駅伝の一つ、全日本大学駅伝対校選手権大会が11月7日に行われた。今回は本学陸上競技部にとって9大会連続の出場となった。

 今年度は、昨年度に引き続き新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、沿道での応援の自粛が余儀なくされた。しかし、選手たちにどんな形でも応援を届けたいと本学応援団が本学吹奏楽バトントワリング部へ呼びかけオンライン応援が行われた。

部の隔たりを超えて

 オンラインでの共同配信は、両団体にとって初の試みであり、「接続や音響の調整などが不安で、オンライン配信が終わるまではかなり緊張した」と吹奏楽バトントワリング部の田島朋佳さん(英4)は振り返る。また、オンライン応援の難しさにぶつかることもあったという。なぜなら、オンライン応援は現地応援とは異なり、選手や観客が目の前にいないからだ。そのため、「どうしても応援の熱気は伝わりづらく、こちらから視聴者への一方向の発信になってしまう」と応援団団長の宮脇雄大さん(日4)は話す。

 大会当日は、現地応援と同様の内容をユーチューブで生配信した。田島さんは、「現地に行けなかったことは残念だったが、その分今できる最大の応援はできた。」とし、宮脇さんは、「場所が離れていても選手たちへ応援を届けることができて良かった。行うまではただの自己満足に終わってしまうのではないかと開催を疑問視する声もあったが、応援しないまま終わるよりも、応援した方が絶対に良かったと感じた」と話してくれた。

 今後について、両団体は箱根駅伝も同様に、オンラインでの応援配信を予定している。「いつも以上の声援をお家から選手へ届けていただければ」と宮脇さんは語る。

 駅伝の応援以外にも、吹奏楽バトントワリング部は、12月22日に開催される定期演奏会に向けて、日々練習に励んでいる。このステージは、4年生にとっては引退最後のステージだ。興味のある人は、ぜひ来場してほしい。