11月21日に日本武道館で、第65回全日本大学空手道選手権が行われ、本学空手道部は女子団体形と男子団体組手に出場した。結果は、女子団体形は第1ラウンドで2位、第2ラウンドで4位。男子団体組手は初戦の桃山学院大戦では勝利するも、2回戦で因縁の相手である駒大に敗れた。

武道館の前にて

 4年生にとって今期1番目標にして取り組んできた試合。今までチームを引っ張ってきた増田主将(済4)はこう振り返る。「コロナ禍で例年のような稽古ができないなか、稽古時間が減らないように工夫しながら取り組んできた。最後の大会なので悔いの残らないようにしようという声がけは常にしてきた。勝てなくて悔しかったというのが率直な感想」。

 しかし、根本監督は「コロナ禍で大変だったなかで、学生たちはよく頑張った。今大会も内容的にはよかった」と部員たちを称えた。

 本学空手道部はモットーとして「文武両道」を掲げている。増田は空手を通じて「責任感や忍耐力がついた」とし、「この経験を社会に出てからも活かしていきたい」と先を見据えた。

 新チームについて増田は「今回の試合のメンバーは、3年生以下がほとんどだったため、正直戦力としては上がるのではないか」と後輩たちに胸を膨らませた。今後の空手道部の新たな飛躍に期待したい。