原監督が教えるトレーニングと、フィットネスセンターがアスリートに対して行う指導を融合させた青学オリジナルの運動メソッド。これをZoomで体験するというプログラムが昨年5月から始まった。そこで、このプログラムが始まった経緯や実際の様子などについてフィットネスセンターのトレーナー、渡辺利信さんに聞いた。
このプログラムは当初、青学陸上部の名が箱根駅伝で全国的に有名になった2018年に、社会情報学部と連携して青山ビジョンの一つ「地域貢献」を叶える一角として始まった。当初は対面形式だったが、コロナ禍以降はオンラインに切り替わった。オンラインならではの不都合なことが増えたかどうかを聞くと、渡辺さんは「収容人数、スタッフの確保などの制限がなくなり、参加者の幅も全国や海外へと広がったので、デメリットよりメリットの方が増えた」と語った。
トレーニング中は参加者全員のビデオがONにされる。そして画面上でトレーナーが説明をし、モデルがお手本を見せる。トレーナーはモニター越しに参加者の様子を見て、できている・できていないところの確認をする。トレーニングのリピーターになる人も多く、トレーナーと受講者で互いに名前を覚えられ、初めての参加者にも良い刺激になるという。
最後に渡辺さんから「青トレコンディショニングは学生の参加が少ない。陸上部を始めとする青学アスリートの強さの秘密を教えるので、ぜひ参加してほしい。またフィットネスセンターは春休み中も開いているので運動不足の心配な学生はいつでも来てほしい」と語った。来る長期休暇で運動不足が心配な学生は足を運んでみてはどうだろう。