本学は、今大会で女子63㌔級、男子83㌔級、93㌔級、105㌔級で優勝した。そして、見事本学は団体優勝を飾っている。
今大会を振り返ったところ、富田主将は「先輩たちが連覇してきた団体戦を優勝できて嬉しい。次は5階級で優勝したい」と喜びと同時にさらなる高みを見据えていた。また、木内監督は「みんな各々の役割を果たしてくれた。全日本学生大会の前に、士気が高まった」と語る。
富田主将自身、男子83㌔級で優勝しているが、「アップから調子があまり良くなく、デッドリフトでは第1試技を落としてしまった。しかし、全日本学生記録を更新して良かった」と振り返った。
全体で素晴らしい成績を残したパワーリフティング部。その強さの秘訣を富田主将に迫った。大学から始める選手も多いため、無理なく練習することが大切だそうだ。なので、個人個人が自分のペースで練習できるようにし、オーバーワークがないようにするそうだ。
次に、普段の練習からどのような意識で取り組んでいるか聞いたところ、富田主将は「高校生の頃はオーバーワークでよく怪我をしていた。今では、練習前後のケアを意識し、その日の調子によって練習メニューを決めている」と語った。木内監督は「大会本番を意識した練習をさせている。日頃の練習から意識が甘いと、大会当日で失敗試技が増える」と普段からの強さをわせた。
日々の練習に限らず、食生活からも意識の高さがわかる。富田主将は、基礎代謝と練習で消費されるカロリーを計算するという。三大栄養素のバランスを考えて食事を考えているそうだ。木内監督も選手が減量をする際に食生活の相談に乗る。このように、万全を期して試合に臨んでいるのだ。
最後に、今後の目標を聞いたところ、富田主将は「自身の記録の更新し、一般の世界選手権でメダルを獲得したい」と熱く語った。木内監督は「全日本学生で団体優勝したい。また、選手には自分の目標を達成してほしい」とした。
圧倒的な強さを誇り、躍進を続けるパワーリフティング部。今後の活躍に、目が離せない。