本学男子バレーボール部は、2019年に創部73年の歴史の中で初となる関東大学男子1部リーグで戦う切符を掴んだ。2022年現在も変わらず1部リーグに所属している。関東大学男子1部リーグは、日体大や早大、中大などの強豪校が名を連ねるレベルの高いリーグだ。

プレー中の選手たち

 今年度も、昨年度と同じように、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う活動制限に苦しむことになった。本学男子バレーボール部コーチの山脇昌さんは「コロナ禍で、十分な練習時間を確保できず、歯痒い思いをした。しかし、この経験がかえって部員全員が練習時間の貴重さを痛感するきっかけになったと思う」と話す。

 困難な中でも、前を向き、ひたむきに練習を続けてきた男子バレーボール部。オープン戦ではあるものの強豪校である中大に快勝するなど、忘れられない一年となった。今年度のプレーを振り返って、山脇さんは「青学の強みであるレシーブは今年度も良かったと思う。だが、対戦相手からの強いジャンプサーブへの対応やレシーブが上がったあとの攻撃へのつなぎ方に関しては課題を残した」とした。そして「以前、他大学から青学は考える力が強く、次に何をしてくるのかわからないという怖さがあると言われていたが、そこの部分が弱くなってしまっていると感じるため、新チームではここも改善していこうと考えている」と先を見据えた。

 これまでの本学男子バレーボール部のリーグ戦での最高成績は9位だ。これからも、さらなるリーグ上位を「志高く」目指していくだろう。そんな彼らのプレーに今後も目を離すことができない。