本学応援団の団長である我妻(国経4)。高校時代、野球の観戦に行った際に、応援の力に感動し、大学で応援団に入ることとなった。「誰かの勝利を一緒に目指せること」、「そこにいる人全員を勇気づけられること」をやりがいとしている。本学の選手の活躍と勝利だけを考えて全身全霊で応援していると、日々の悩み事などは一瞬どうでもよくなるそうだ。全力で応援を送り続けて逆転した瞬間は最も楽しい。「こんなに没頭できることは他にない」という。
昨年度は、本学硬式野球部が7年ぶりに1部復帰を果たした。「応援団として神宮球場で応援できたことは大変嬉しい」と振り返る。コロナ禍では、試合の制限に合わせて応援の形態を変えるそうだ。オンライン配信をしたり外野から応援したりと、できることを全力でやっている。「気持ちが届いているか不安になることもあったが、皆同じ状況下で頑張っていると考えたら乗り越えられた」と語った。
「団員は皆、応援が好きで温かい」という応援団は、第二の家族のようだという。そんな応援団で我妻は「後輩が常に目標とやりがいを持って活動するために、どんな練習をしてどんな機会を与えてどんな仕事を頼むべきかを考えて行動している」。「もっと応援団に貢献できるよう頑張る」と怠らない姿勢を見せた。また「応援する者は応援される者よりも強くあらねばならない」という言葉を大切にし、どんな試合も最後まで全力で応援を届けられるよう練習から力を入れているそうだ。
応援団は現在、試合や演舞披露で迫力のある応援を届けるため、体力づくりや応援の動きの練習をしている。「今年度は応援団内の団結力、一緒に応援活動をしている吹奏楽バトントワリング部やチアリーディング部との団結力を強めたい」と話す。「コロナ禍で関係が希薄になることもあるが、そんな今だからこそ力を入れるべきだと考えている。そして思いっきり応援できる時には、この団結力を力に変えて応援でぶつける」と強く意気込んだ。