JR原宿駅、東京メトロ明治神宮前駅から徒歩1分の場所にある、アットコスメトーキョー。その魅力やメイクのトレンドなどを、ショップマスターの大谷成実さんと運営会社アイスタイルリテールの後藤文香さんに聞いた。
アットコスメトーキョーの魅力はその品揃えの多さとブランド横断接客だ。プチプラからデパコスまで約600ブランド、2万商品が揃う。専門店ではブランド別に商品が並び、そのブランドのスタッフが接客することが多い。しかし、ここにはアットコスメのスタッフに加えて、ブランドのスタッフもいるため、ブランドを横断して商品を比較することができる。また、コロナ禍でテスターが使えないところも多い中、アメニティを使って気になる商品を試すことができる点も強みだ。
大学生に売れている商品を聞いた。大谷さんによると、どれもプチプラが多く、ロムアンドやクリオといった韓国コスメや、シートマスクなどのスキンケア商品、SNSで話題になった商品がよく売れている印象だそうだ。
「2022年春夏のトレンドカラーはオレンジ、ピンク、ベージュ、ゴールド」と大谷さんは言う。また、様々なブランドがパステルカラーやあじさいカラーの新商品を発売しており、こちらもトレンドだと教えてくれた。
さて、コロナ禍でのマスク生活の影響で、メイクは目元や頬に重点を置いたものに変化している。マスクメイクではベースメイクが崩れないように、キープミストを取り入れたり、下地・粉を崩れないものに変えたりすることがポイント。ポイントメイクのアイテムはカラーものが増えてきており、取り入れることで垢抜けるという。
カラーものを足してみることは、初心者にもおすすめだ。アイライナーはUZUやhince、マスカラはto/oneやキャンメイク、アイブロウパウダーは、キャンメイクやセザンヌ、フーミー、ヴィセが人気だ。様々なプチプラのブランドから発売されているので、試しやすいそうだ。
また、メイク上級者へのおすすめも聞いたところ、「チーク、ハイライトにこだわってみること」。紫色のチークを足すことで透明感や血色感、立体感が出るそうだ。ぜひ試してほしい。
2022年おすすめのブランドについても聞いた。近年韓国コスメが人気だが、その中でもロムアンド、hⅰnce、ラネージュ、TIRTIR、ミルクタッチ、mude。日本のブランドではリリミュウ、&be、コスメデコルテなど、SNSで話題の商品があるブランドを挙げた。メンズコスメでは、資生堂メン、FIVEISM×THREE。ただ最近は、メンズブランド以外の商品も使う男性も増えてきているそうで、KATEやセザンヌ、Diorといったユーチューブで紹介されているブランドの商品を求め訪れる男性が多いという。これからますます性別に関わらず、メイクをする人は増えていくのだろう。
昨今、「パーソナルカラー診断」が流行している。もちろん、診断された色は綺麗に馴染む。だが「似合う色=つけたい色」では必ずしもないだろう。それに囚われず、つけたい色を探して試すことで、自分のなりたいイメージになる。なりたいイメージがない場合は、元々の唇や頬の色に合わせて選ぶのも手だ。
店頭で予算と欲しいアイテムを伝えれば、商品の提案をしてくれるそうだ。ブランドにこだわりがなくても良い。きっと自分に合った素敵な商品との出会いが待っているはずだ。
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