2022年度の一般選抜(全学部日程)、一般選抜(個別学部日程)、大学入学共通テスト利用入学者選抜の志願者数が発表された。今年度の志願者数は、一般選抜(全学部日程)、一般選抜(個別学部日程)、そして大学入学共通テスト利用入学者選抜のいずれの試験方式においても、前年度比を上回るという結果になっている。
このような結果となったのは何故だろうか。本学の入学広報部入試課の鈴木課長は、昨年度の志願者数の減少に言及した。
昨年度は、大学入試センター試験から大学入学共通テストへの移行の初年度であったと同時に、本学が入学者選抜改革を行った年であった。この改革では「学部学科のアドミッションポリシーに基づく選抜方式の一層の充実を目的として、確かなる知識をもとに学部学科が求める思考力・判断力・表現力を評価するため、記述型解答形式の出題の充実化や大学入学共通テストと独自試験を併用した方式を新たに加えた」という。入学者選抜改革に際して、本学はサンプル問題などの公表を行ったものの、受験生からは「対策を立て辛い」という声も上がっていたそうだ。そこに新型コロナウィルスの影響も加わった結果として、昨年度の志願者数は減少することとなった。
そのような昨年度と比べて今年度は、受験生が本学の入学者選抜や大学入学共通テストの過去問題や昨年度の試験結果を参考にすることができた。そのため「未知なものに挑む不安が解消され、対策を立て易くなったものと思われる」という。
それにより今年度の志願者数は、前年度比を上回る結果となった。しかしながら18歳人口の減少もあって、前々年の志願者数には届いていない。