相模原キャンパスから徒歩15分。古本屋ブックカフェ「サニーデイリング」の店長、岩崎さんに取材した。本と食事を同時に楽しめることや、店長と学生の交流の魅力について迫った。

  古本屋カフェはその名の通りに、店にある古本を店長が調理した料理と一緒に堪能することができるカフェだ。ここでは、本の買い取りも行っているため、学生が持ち寄った教科書や漫画、雑誌など多岐なジャンルの古本を読める。

古本が並ぶ素敵な内装

 店へと足を運びたくなるのは、古本だけではなく、内装にも魅力があるからだ。まるで本に覆われた隠れ家のような店内は、海外の店に来た雰囲気を漂わせていた。木材の机や椅子が多く、これらは全て岩崎さんが手作りしているという。なぜこのような内装になっているか話を聞いたところ「開放的な作りだったが、コロナ禍や学生の需要に合わせて、個室を多く増やした。多々改装をしており、3カ月に1回はしている」と岩崎さんは語った。

 そして、岩崎さん自身が学生と交流することで店の魅力を増している。淵野辺駅周辺には大学が複数あり、平日から賑わいを見せるそうだ。岩崎さんは「様々な大学、学部の学生が来店するので、話を聞いていて面白い。今後も学生が楽しめる場所を提供したい」と話した。

 岩崎さんは食事に関しても並々ならぬこだわりを入れている。店の名物として週替わり定食や季節限定のスイーツがある。その季節だけの食材が盛り込まれているのが特徴だ。他にも、学生の人気のメニューとして『アボカドスパム丼(500円)』がある。記者がこちらを実際に食べたところ、スパムの肉厚とアボカドが合わさり、食欲を掻き立て、目玉焼きとマヨネーズと一緒に食べることでさらなる旨味を生んでいた。このメニューのこだわりを岩崎さんに聞いたところ「リーズナブルな値段で若い子の胃袋を掴みたかった。一品で満腹になるようなメニューだ」と語った。

アボカドスパム丼

 近々、ボードゲームを提供する予定であり、さらなる魅力が増すこと間違いない。ぜひ、この機会に街の憩いの場であるサニーデイリングを訪れてはいかがだろうか。