日頃の活動をウクライナ支援に 青学 古橋教授

ロシアのウクライナ侵略が始まって3カ月が経とうとしている。古橋ゼミではウクライナからの避難民を「地理空間情報」を用いて支援している。支援の詳細や学生にできることを地球社会共生学部、古橋大地教授に聞いた。

モルドバのマッピング風景

 古橋ゼミは以前から大規模災害時に、クライシスマッピングや「災害ドローン救援隊DRONEBIRD」による現場の空撮活動などといった、地理空間情報による支援活動を行ってきた。そのノウハウをウクライナや周辺諸国で支援できないか調べていたところ、OpenStreetMapPolandから要請を受け、支援に参画することになったという。古橋教授は「今まで学んできたマッピング作業をそのまま実践している。普段取り組んでいることを普段どおり実施するだけだ」と話す。マッピングをするうえで大切なことは、丁寧に地図を描くことである。航空写真や衛星画像を元にトレースする作業を行うため、何が画像に写っているのか丁寧に判読して、建物をきちんと描くことが不可欠だ。

 古橋ゼミの学生も活躍している。支援を始めた2月から3月にかけては春季休業中だったこともあり、ほぼ毎日学生が進捗をブログにあげていた。新年度が始まってからは不定期で進捗をあげており、古橋教授は学生に空き時間を柔軟に使いながら継続的に支援するようアドバイスをしているという。

 古橋教授は今後の展望について「ウクライナの人々の被害を少しでも減らせるよう、引き続き日本からできる支援を開拓したい」と話した。JICAのモルドバ入りに合わせ、これからはモルドバの都市を対象としたマッピングを行っていくそうだ。

 それでは本学学生には、何ができるだろうか。「文系、理系を問わず、今後さらに重要になるインターネット技術を使いこなすための基礎教養を学ぶことが大切だ」と教授は語る。そうすることで、インターネットでできるウクライナ支援の方法を見つけられるからだ。古橋教授は全学部、全学年を対象にしたアドグルも行っている。クライシスマッピングが中心だが、ウクライナ支援をしたいと教授に伝えれば、ウクライナ支援のマッピングチームに招待してくれるそうだ。

 今なおウクライナは窮地に立たされている。日本にいてもできることはあるはずだ。一人一人が自分に何ができるか、今一度考えるべきだろう。古橋教授各SNSは@mapconcierge

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