ボランティアセンターが4月にシビックエンゲージメントセンターに改組された経緯や展望を副センター長大宮謙教授に聞いた。
前身のボランティアセンターが生まれるきっかけは2011年。東日本大震災に関する活動を機に、ボランティアステーションという学生団体ができ、被災地や海外でボランティア活動を行った。その後、2016年に大学組織のボランティアセンターとなり、センタースタッフと学生たちでの活動に発展した。
今回の改組は、創立150周年の2024年に向けて、2014年に策定された「AOYAMA VISION」に基づいたものだ。これは、人に仕えながら社会を導く「サーバント・リーダー」の育成を目的としている。そのため、今まで行ってきたボランティア活動に加え、サービスラーニングという社会貢献と学習を結びつけた学び方の一層の充実を新たな柱とした。
シビックエンゲージメントセンターという名前には「本学の持つボランティア、サービスラーニング、ソーシャルビジネスなどの学問知識や人材を活かして社会問題に取り組み、社会に貢献できるセンターに」という願いを込めた。今後は、サービスラーニングやソーシャルビジネスの取り組みもさらに広げていきたいそうだ。
最後に、本学学生に向け「学生ならではの自由な発想に期待している。やりたいこと、困っていることがあれば、ぜひセンターの場所を覚えて、なんでも言いに来てほしい」と語った大宮教授。サーバント・リーダーとして私たちには何が出来るのか考え、行動に移していきたい。