4〜5月にかけて行われた関東学生ハンドボール春季リーグ。2部リーグに所属している本学は、8勝1敗の2位で見事8年ぶりの入れ替え戦出場と東日本インカレへの出場を決めた。今回は本学ハンドボール部の主将である戸谷(営4)と三須監督に話を聞いた。
まず2位で終えた春季リーグについて「元々目標が全勝しての優勝だったので、叶えられなくて悔しい。2位は最低限。入れ替え戦と東日本インカレには絶対に出場したかった」と振り返った戸谷。昨年まで1部リーグにいた首位日大戦で1敗を喫するも、その後で崩れなかったのが、2位になった大きな要因だという。
今年のチームは前半から後半へと尻上がりに強くなっていくチーム。相手チームの特徴や戦い方をみて、それにうまく適応しながら試合を運んでいく。三須監督は「試合中の対応力というのは日頃、選手たちが考えながら練習している成果だと思う」と選手達を称えた上で、「このチームはまだまだ伸びしろのあるチーム。個の力がつけば、もっと強くなる」と期待を込めた。一方で、戸谷は「エンジンがかかるのが遅い。アップの質や相手の研究などしっかり行って、前半から畳みかけられるようにしたい」と気を引き締めた。さらに、チームの課題として「元気のなさ」を挙げ、「他チームと比べて声が少ない。主将として、レギュラーメンバー、ベンチメンバー関係なく、積極的にコミュニケーションをとっていきたい」と、主将、そして守りの要であるゴールキーパーとしての責任を感じていた。
取材後に行われた立大との入れ替え戦では27対33で惜しくも敗戦を喫した。しかしまだ東日本インカレが控えている。「普段支えてくれてる人に感謝し、自分たちが勝ったチームの分まで頑張って勝ちたい」と意気込んだ。今後の活躍に注目したい。