ペアレンツウィークエンドは約50年続いてきた歴史あるイベントだ。在校生の保護者に向けて、大学執行部から近況を届けるとともに、意見や要望などを取り入れて、大学運営に反映させることを目的としている。
今年度は感染拡大防止の一環から、入構できる人数が制限されていたが、大学各施設の公開、各種部会の発表など、保護者に向けた様々なプログラムが行われた。なかでも、応援団とチアリーディング部によるリーダー公開には、多くの保護者が拍手を送っていた。
コロナ禍の影響もあり、3年ぶりの対面開催となった今回。「日々刻刻と変化する状況を注視しながら、保護者の方々が満足できるようにイベントを更新していった」と担当者の田村さんは話す。具体的には、これまでは新入生の保護者に限定していたキャンパス見学を、全学年対象としたこと、また、教職員による個別相談をオンラインのみにしたことが挙げられるという。 2020年以降、外部入構者の受け入れ制限が続いている本学。「自分の子供が通う大学に行ってみたい」という声も多く聞かれるという。実際、本イベントでもキャンパス見学会の定員がすぐにオーバーしてしまった。田村さんによると、来年度も本イベントは開催予定。「春にまた案内を送るので、来年度もぜひ参加してほしい」とのことだ。学生の声が戻ってきた大学を、保護者に見せられる日は近いだろう。