今年もアイデアピッチコンテストの時期がやってきた。「青山からもっとイノベーションを!」をモットーに新しいビジネスを競い合う本大会は、今年で4年目を迎える。
昨年は、「つなぐ」をテーマとして募集したところ、計19チームの応募があった。本学の学部生や院生のみならず、他大学の学生が混ざったチームもあり、斬新なアイデアが披露された。「ゼミ単位での応募も増えた」と事務局の福田徹さんは振り返る。昨年優勝したチームは経営学部の稲村ゼミ生のチームだった。「アイデアピッチコンテストを外部のコンテストの練習台にしてほしい」と福田さんは話す。本大会は自由に考えたアイデアを競い合うコンテストであり、アイデアの良し悪しや実現度に固執しないでほしいそうだ。
今年のテーマは「持続可能な社会を目指して」。本学の校風に適していることから、このテーマにしたという。それではなぜ、SDGsという言葉を使わなかったのだろうか。「SDGsという言葉を入れると、17項目のどれかに該当しないといけないと思ってしまうかもしれない。SDGsに縛られない自由なアイデアを出してもらいたい」と福田さんは答えた。そのうえで、「現代は今までと違い、経済的価値のみが求められる時代ではない。儲かるか儲からないかではなく、そのサービスがどのように人や社会に貢献できるかということが問われる時代だ。実現は難しいかもしれないがやってみたい、面白いと思える奇抜なアイデアを楽しみにしている」と期待を語った。また今年は、出場チーム同士の親交を深める交流会の実施も考えているそうだ。
7月より出場チームの募集が始まる。一次審査を通過するとABS修了生のサポートを受けることもできる。大学時代の思い出の一つになるよう、参加してみてはいかがだろうか。