本学写真研究部が、富士フイルムワンダーショップで写真の展示会「青学展」を催した。テーマは「渾身の一枚」。ショップ内では、そのテーマ通り、部員たちそれぞれの個性あふれる一枚が見られた。
青山キャンパスから表参道方面に少し歩くと、富士フイルムワンダーショップというカメラや写真を専門に扱うお店がある。そこで、本学写真研究部が5月28日から6月8日にかけて、部員が撮った渾身の一枚を展示する「青学展」を催した。写真は店の奥に展示され、部員たちそれぞれの個性やこだわりが感じられる写真が散見された。
青学展開催が議論されるようになったのは、今年の3月頃。もとは去年12月終わり頃にOB、OGのつながりで富士フイルムワンダーショップを紹介してもらい、部内でも「こういうところで開催したい」という声が上がり、1年生も含めて開催することに決まったという。
展示する写真は各部員が撮った渾身の一枚。しかし、その多くは展示会に向けて撮られたものではなく、部員個人が思う今まで撮った中の最高傑作だという。写真の種類も友達との写真、風景写真と様々だ。しかし、どの写真も各部員の写真に対する強い思いが感じられる、まさに渾身の一枚と呼べるにふさわしいものだそうだ。
展示期間中は、部員が友達を連れてきたり、部のOB、OGが来たりと、見に来る人で賑わったそうだ。なかには、我が子の作品を見ようと、ショップまでわざわざ足を運ぶ部員の親の姿もあったという。観客からの評判はよく、一枚の写真をじっと見つめる人もいて、展示会は成功だったそうだ。
写真研究部は今後も様々な展示会を催していく。直近では、6月20日から、間島記念館で一週間、開催される新人限定の展示会。9月にはギャラリールデコでの展示会、10月には学祭での展示会も計画している。「コロナ禍でもできること」を模索した結果、展示会こそが今、自分たちができる最善の事という結論に達したという。
写真研究部の撮った写真はナナカフェでも見ることができる。課題やテストに追われる日常の中、ホッと一息つきたい時もあるだろう。そんな時はコーヒー片手に写真を鑑賞するのも悪くないのではないか。