本学相模原キャンパスにある万代記念図書館では図書館サポーターの活動を開始した。活動期間は本年5月から来年3月まで。この学生サポーターは講習会やイベントに向けて広報ポスターの作成、ビブリオバトルの運営補助や進行、万代記念図書館ツアーの案内ガイド、広報誌執筆など多岐にわたる活動を行う。
学生サポーター設置のきっかけは、昨年度にさかのぼる。「学生による図書館展示を行った際、思いのほか多くの学生からの応募があった」と語った万代記念図書館の三森道子さん。その活動の様子から1年を通した「図書館利用の促進やキャリア教育・学習支援の充実を図りたかった」として、今年度はその活動の幅を広げた。
今年度より始まった長期間にわたる学生サポーターの設置。図書館の今後を見据えて、「学生や利用者の目線から見た図書館を知りたい」と話す。昨年度は単発での活動となっていたが、継続した活動が行われることによって得られるメリットは大きい。学生にとっても自発的な企画力を生かせる場となるほか、図書館にとっても新たな企画などで利用者に近いサービスを目指せる。最後に三森さんは「図書館に新風を呼び込み、より利用しやすい魅力的な図書館をつくりたい」としたうえで、「図書館サポーター同士の交流や図書館サポーターと職員の協働を積極的に行いたい」と今後の学生サポーターとの活動に期待を寄せた。両者が協力することでより良い図書館を目指せるだろう。
自分に合った様々な関わり方で図書館を支える学生サポーター。本や図書館に興味がある人、何かにチャレンジしたい人。様々な力が図書館を発展させていく。今後の活動からも目が離せない。