1958年創部の歴史ある部活である、本学アメリカンフットボール部。新メンバーを加え装いを新たにしたチームについて、主将の本間(コ4)に話を聞いた。
関東リーグ1部BIG8に所属する、本学アメリカンフットボール部。チーム目標を「TOP昇格」と掲げ、日々厳しい練習に励むアメリカンフットボール部だが、今回は主将の本間(コ4)に、現在のチームと、今後についての話を聞いた。
現在アメフト部は関学連主催の春季オープン戦の真っただ中。前年度の主力メンバーが卒業し、新たに1年生15名を加えた、新チームとして発進し始めた段階での大会であるが、昨年に対して、今年度は「全員が何かしらの役割を持つ、総力戦」と、大きくチームのカラーが変わっているという。
5月15日に始まったオープン戦、初戦の上智大戦は勝利と、幸先のいいスタートを切ったかに思われたが、その後の神奈川大戦、国士大戦は残念ながら敗北と、現時点では負け越してしまっている。本間によれば、「フィジカル」と「最後まで戦い抜く力」の二点が、そこで浮かび上がってきたという。
前者が不足している原因はコロナ禍で、他大学との交流が制限されてしまっていたために、「チーム内だけになってしまう学内練習では、自分たちの状況を把握することが難しかった」という。そのため、「試合を通じて相手との違いを感じることが多かった」と話した。
また、後者に関しては、「総力戦になったことによって、一人でも欠けると厳しい試合を強いられることになった」と本間は振り返った。今後は「終盤まで戦い抜くための、フィジカル・メンタル含めた総合的な持久力の向上が必要だ」と分析する。
これらの課題解決のために必要な要素は「まず個々の成長が必要」だと話す本間。オープン戦を終えると夏の練習が始まるが「夏合宿でも、そこに注力して練習を積み重ねていく」という。「厳しい夏を乗り越えると、秋季リーグ戦が待っている。少しでもいい成績を残せるよう、頑張っていきたい」と、意気込みを語った。
次戦は6月26日の明治学院大学戦。オープン戦では最終節となる今試合を、どのようにして進めていくのか。今年度のチームスローガンを「Family」としているアメリカンフットボール部が家族のようなメンバーと共に課題を克服し、一皮向けた姿を見せてくれることを期待したい。