地域農業への復興のためイベント開催や昨今話題になっているSDGsへ精力的に取り組んでいるJA相模原市。今回は組織広報課の井上さんに話を聞いた。
JAとは営農や生活の指導をするほか、資材の共同購入や農畜産物の共同販売、貯金の受け入れ、資金の貸し付けなどを行う農業協同組合のことだ。これ以外にも様々な活動を展開している。そして、経営理念として大事にしているのが「地域」に思いやりと豊かさを提供するということだ。
この経営理念について井上さんに話を聞くと「組合員・組織、農業、経営の3つのビジョンを大切にしている。これらを達成することで地域住民に『ありがとう』と『笑顔』が溢れるJA相模原市にしたい」と語った。
3つのビジョンを達成するために取り組んでいる一例として『地域農業応援団』がある。これは地場農産物を使用した料理教室、食の大切さを地域住民に伝える食の講習会や農産物の収穫体験など、地域活性化に向けての取り組みだ。この活動について井上さんは地域住民の方へ「相模原産の農畜産物を積極的に食べて相模原の農業を応援してほしい。JAで行われるイベントをチェックして多くの方に参加してほしい」と紹介した。
このような活動以外にも本学で積極的に取り組んでいるSDGsへの企画も精力的に行っている。さがみはらSDGsパートナーに登録するなど市や企業とのつながりも強い。
JA相模原市がSDGsへの取り組みとして大事なことは何かを聞くと「環境・経済・社会の3つの側面のバランスのとれた持続可能な開発を目指している。環境面では環境に配慮した農業資材の取り扱い、経済面では食品ロスの対策、田植え体験や食農教室を行っている」と井上さんは言う。
最後に、今後の目標を井上さんに聞いたところ「JAに賛同してくれる方を増やすため、食農教育を中心としたイベントを開催する。よりJAのことを知ってほしい」と意気込んだ。
地域の発展のために様々な活動に取り組むJA相模原市。今後の活動に目が離せない。