青山学院大学対東北学院大学総合定期戦、通称、東学戦が5月28、29日の2日間にわたって行われた。東学戦は、新型コロナウイルスの影響で延期が続いており、今大会は3年ぶりに行われた。そのため、両校にとって念願の開催となった。選手たちが熱戦を繰り広げる中、会場には、本学応援団の団員たちのたくましい姿もあった。

 本学応援団、団長の我妻実玲(国経4)にとっても1年生ぶりとなった今回の東学戦。それまで、試行錯誤の日々が続いたという。しかし「東北学院大学との交流を深めることができたことがうれしい。さらに、後輩たちに東学戦の応援を経験してもらうことができてよかった。また、開会式や閉会式、中庭でのリーダー公開、そして、はじめての本学体育会ヨット部の応援は貴重な経験となった」と話す。

 本番中は、観客とのコミュニケーションを密に行うために、応援中だけでなく、応援前や後にも気を配ったそうだ。本学応援団は、団員が少ない。しかし、人数を気にさせない圧巻のパフォーマンスは、会場を大いに盛り上げた。それでも我妻は「今よりも人数を増やしてもっと迫力のある応援を届けたい」と向上心を見せた。

 本学応援団は、練習を1週間に2回行い、主体性と忍耐力を養っている。そして、体育会の試合やイベントのスケジュールに合わせて応援や演舞等の活動をしている。「応援自体には勝敗がない。そのため、自分自身と戦い、自分に勝っていくことが大事だと思っている。また、応援は試合や環境がどんな状況となっても、常に120%の力で選手たちを鼓舞することが求められる。練習でも辛い時にこそ、声と気合を出すよう心がけている」と力強く話してくれた。

 応援団の今年の目標は、応援で会場を「青学ムード」へ。応援でチームを「勝利」へ。今年も応援団の盛り上がりを見逃すことができない。