アイススケート部の久原は、大学からフィギュアスケートを始めたという。受験が終わったタイミングにテレビで偶然見た選手の演技に憧れ、滑ってみたいと思うように。また大学でスケート部があることが珍しく、入部の決め手となった。

 練習は基礎練習やジャンプ練習、曲をかけての練習など多岐に渡り週2回、1時間の練習を行っている。アイススケート部に入って大変だったことは、練習日の朝がとても早いことだ。リンクの一般利用の時間帯を避け、早朝の限られた時間帯に練習を行っている。そのため、遠方のリンクに向かうためにも朝早くに家を出なくてはならない。また、転んだ時に体中に痛みが伴うことも大変な点だ。

 スケートに向いている人は「体が軽く、リズム感がある人」だという。音楽に合わせるスポーツだからこそ、芸術性の高さが求められる。また、久原が今までで印象に残っている技は、ルッツジャンプという技だ。これは、アクセルの次に難しい技で、失敗して足首の靭帯を損傷してしまったこともある。しかし、絶対に綺麗な状態で成功させたい気持ちと恐怖がぶつかる大切な技となっている。

 現在、副主務を務める久原だが、今後の目標について「楽しみながら結果が出せる部活にして行けたら」と話す。久原とアイススケート部の活躍に期待したい。