落語研究会はその名の通り、落語や漫才を主に扱う本学公認団体だ。部員は15名で、活動は週に一度行っている。学祭時には発表を行い、依頼があれば赴いて落語を披露することもあり、それらが主な発表の場となっている。また、現在はコロナ禍のため行われてないが、「青雲落語会」という夏合宿を開催していた。「活動時の雰囲気は非常に和気あいあいとしており、落語以外にも、大喜利などを行うこともある」と落語研究会の古茂田将吾さん(地2)は話す。
落語と言うと日本の伝統芸能で難しい、という先入観を持たれやすい。しかし、実際はそんなイメージとは裏腹に、何でもありの芸能だ。古茂田さんは、「落語は一人の演者が座った状態で噺を進めていく。だからこそ、落語家の話を聞いている観客の想像力が重要になってくる」と落語の魅力について語った。例えば、「向こうからいい女が来たよ」と言われた時に、観客の誰もが自分にとっての「いい女」を想像することが出来るのだという。一人で全てを演じるところが、落語の大きな魅力であるのだ。
古茂田さんは、高校生の時、初めて落語を見てからその面白さに惹かれていった。その後大学には落語研究会があると知り、入部を決めた。一方で、落語について詳しくなくても、面白そうだからという理由や、見学に来た時、雰囲気が良さそうだったという理由で入部した部員も多いという。
「落語という言葉に、最初は抵抗感を覚えるかもしれない。しかし、落語は何でもすることができるもの。落語研究会も何でもありの活動をしているので、是非一度見に来てほしい」と古茂田さんは話した。