関東大学テニスリーグ2部に所属する、本学硬式庭球部男子。1部昇格に向けて、日々練習に励む庭球部に現在のチームについて聞いた。
現在庭球部は関学連主催のリーグ戦の真っただ中。同リーグに所属する他校は30〜70名という部員数に対して、本学は部員が15名しかいない。そのため、誰一人として欠けることができない状態である。「15人全員がリーダー」となり自分の役割を明確に理解、判断し、行動することを心がけている。
8月30日に始まったリーグ戦、第1戦の日大戦、第2戦の駒大戦は惜しくも敗れてしまった。どの試合も接戦が多く、あと一歩のところで勝ち切れない状況であった。課題点として「雰囲気づくり」を挙げ、一人一人がより主体的になるべきだとチーム全体で考えをまとめた。
今年度はリーグ戦に向けて「実戦経験」、「フィジカル強化」、「スニークイン」を3つの柱として練習に取り組んだ。1つ目の「実戦経験」では、チーム全体の底上げのため、レギュラー、ノンレギュラーにかかわらず、部員全員がJOPなどの一般大会への出場へチャレンジした。2つ目の「フィジカル強化」ではトレーナーの指導による、身体を自由自在に扱えるようにするためのファンクショナルトレーニングを取り入れた。部活動の時間外にも走り込みを行い、フィジカルと共に精神力も鍛えていった。3つ目の「スニークイン」はネットプレーの活用によって、猛暑の中、長時間続く試合においてショートポイントの重要性が増すことから取り組んだ。
少ない人数ながらも、チーム作りや練習を切磋琢磨しながら取り組んでいることが感じられた。これからの1部昇格に向けたさらなる飛躍を見届けていきたい。