
本学青山キャンパス7号館にはブックカフェが所在している。教科書や参考書を購入したいときや、カフェでほっと一息つきたいときなど、ここを利用する学生も多いのではないだろうか。今回は大学に欠かせない「本屋さん」の運営について、店舗責任者である丸善雄松堂の廣田さんに話を聞いた。
廣田さんの主な仕事内容は大きく分けて2つに分かれる。書店の運営と、ブックカフェの運営だ。書店運営に関しては、大学構内に店舗を構えているため、他店舗とは異なった業務も多くあるという。「先生が注文した書籍の配達や、景品などで使われる図書カードの販売もならではだが、やはり一番大きいのは教科書の販売」で、莫大な数の書籍を取り扱う。そのため、「先生方や学務とのやり取りなどでは、細心の注意を払うようにしている」そうだ。また、店舗で販売する書籍の選定や、フェアの企画も任されているため、自分が推している本が売れたときに、喜びを感じるという。
ブックカフェの運営を行うようになったのは昨年の7月。コロナ禍の影響でオープンが12月になるなど、当初は手探り状態での運営が続いていた。しかし「当初は飲み物だけを販売していたが、大学と協力しつつ、オリジナルの軽食や、アイスクリームの販売も始めた」ことによって、徐々に学生の利用も増えてきたそうだ。
最後に大学生に読んでほしい本を聞くと「たくさんありすぎる」と答えた廣田さん。「もし気になったら、おすすめの本などを紹介できるので、ぜひ店舗に足を運んでみてほしい」とのことだ。
夏休みが終わり、そろそろ季節は秋になる。書店で買った本を読みながらカフェでゆったりと過ごす、そんな読書の秋、食欲の秋を過ごしてみるのも良いのではないだろうか。