本学にはキャンパスツアーボランティアガイド(以下CTGV)という団体がある。青山、相模原両キャンパス合計で100人以上が在籍しており、毎週にわたって高校生を対象にキャンパスツアーを行っている。コロナの影響でしばらく対面のツアーは行われなかったが、今年8月、3年ぶりに対面での大規模キャンパスツアーが開催された。今回はCTGVのメンバーである本荘潤一郎さん(国政2)に話を聞いた。

 このツアーの参加者は300人ほどで、チケットは予約開始わずか3分で完売した。参加者の中には都外のみならず、関東圏外から来た人もいたそうだ。「300人もいるので、円滑に運営できるよう、事前に細かくマニュアルを作ったり、何かあったらすぐ対応できるようにトランシーバーを常備していた」という本荘さん。通常のツアーでは回るコースがいくつか用意されているが、今回は20人ごとのグループに分け時間をずらして同じコースを回るようにした。「グループ間の間隔を一定に保つように目印を決めて各グループと連絡をとり合った」と語った。さらにツアー当日は猛暑日ということもあり、高校生の中に熱中症の人が出た。しかし、リーダーを中心にガイド交代の指示と救護室への誘導を行った。こういった他のメンバーとの連携や熱中症に対する対応について本荘さんは「事前にしっかり準備していたことで、スムーズにツアーを運営することができたのでよかった」と振り返った。

 高校生と接する上では、後で質問がしやすくなるようにタメ口を混ぜながら友達感覚で接して親近感を持たせる工夫をした。「模試の結果で危機感を持っている人やモチベーションを保てない人など色々な人がいた。皆青学に行きたいというのを感じたので先輩として丁寧に質問に答えた」。

 反省点も多くあったと話す本荘さん。今後も青学の顔として、高校生の未来を切り拓いてほしい。