本学には、多数の留学システムが存在し、目的やレベルに合わせて留学先、期間、種類を選択することができる。今回は、そのうちの一つの交換留学制度を利用して、現在、カナダのカールトン大学に留学中の竹嶋理加さん(国経4)に話を聞いた。

 入学当初から、留学に興味があったという竹嶋さん。4年次での出願には不安もあったが、留学でしか味わえない経験や発見があると思い挑戦したという。合格通知を目にした時を「興奮と歓喜、期待感と同時に、もう後戻りできないという使命感にも駆られた」と振り返る。

 もともと本学で経済学や英語を中心に学んでいたという竹嶋さんは、留学中は韓国語や環境学、映画学といった幅広い分野の履修を決めた。また、日本語を勉強している学生への会話チューターのボランティアを行うそうだ。

 カナダでの生活が始まってからの印象的な出来事として、多様性の尊重を挙げた。カールトン大学では、寮を含む全ての施設がバリアフリー対応となっており、加えてオールジェンダートイレもあるという。

 最後に留学を考えている学生へ「異国の地での生活は時に辛いことや嫌なことが起こることもある。しかし、それも含めて『学び』であり、経験値となると思う。貴重な人生の選択肢に留学を入れること勧めする」とメッセージをくれた。