本学では、教育方針によりキリスト教概論や礼拝など様々な形でキリスト教に関わる機会がある。今回は来年の3月に行われる、キリスト教理解関連科目オーストラリア研修について理工学部、リーディ教授から話を聞いた。

本プログラムは「キリスト教」、「英語」、「オーストラリア文化」の3つの柱で構成されており、1つ目の「キリスト教」について、リーディ先生は「『Christian way of life』」という言葉をモットーに、キリスト教徒の生き方をキリスト教の本を読んだり、授業で学ぶよりもホームステイという形を通して一緒に生活しながら体験してほしいと話した。日曜日に「ホストファミリーと礼拝」に行ったり、「食前のお祈り」をしたりなどの機会に触れることができるだろうと話した。

2つ目の「英語」では現地の幼稚園から高校までの一貫校での体育の授業や美術、音楽の授業を体験したり、社会の授業では高校生に向けて本学学生が日本について英語で紹介したりする予定だという。現地の担当の先生が準備を手伝ってくれるため、「英語が全然できなくて自信がないという人でもおすすめ」とリーディ教授は話した。また、ホストファミリーとバーベキューをしたり、買い物に行ったりしながら英会話の練習もできる。

3つ目の「オーストラリア文化」は先住民族の「アボリジニ」の人に会ったり、オーストラリアは動物や植物などの生態系を大切にしている文化を感じたりすることができる。

この研修は3年ぶりの開催ということもあり、説明会の参加者は例年よりも多かったそうだ。現時点でのオーストラリアではマスクをつけている人がほとんどいないらしく、コロナ禍前の生活に戻っているようだ。今の日本のコロナ禍とは違う生活を含めて、学びがたくさんある研修になるだろう。