今年度も青山祭ナンバーワンを決めるA―1グランプリが開催された。青山祭に出店する、出店団体・教室団体を対象に、大学祭期間中の3日間において様々なコンテストを行い、来場者・視聴者の投票によって総合優勝を決定する企画だ。

最多票数を獲得し出店部門のグランプリに輝いたのは、韓国で話題のクロッフルを出店したアナウンス研究会だった。同団体の山根舞子さん(英2)は「出店する団体が多くあったので、まさか私たちがグランプリになるとは思ってもいなかった。しかし、部員で準備や販売を頑張ったので、それがグランプリにつながってうれしい」と話す。また「コロナ禍で食品の出店が数年ぶりということ、青山祭で食品を出店した経験がある者が部内にいなかったこともあり、何もわからない状態で始まった。どのくらい売れるのか、どのようにして材料を調達するのか、考えなければいけないことも多かったが、部員同士で何度も話し合い無事に出店することができた」と、出店までの苦労も語った。

現在、部員79名で活動しているアナウンス研究会。普段は発声などの基本練習をした後、MC、DJ、実況、ラジオドラマの4つのセクションに分かれて練習しているという。「年間4回程開かれる番組発表会では、部員それぞれが個性ある番組を作成し、外部の方も招いて発表している。その他にも、神奈川県相模原市で放送されているFMさがみでラジオ番組を担当したり、インターネットラジオのRadiCroを担当したりする機会もある」と外部での活動も積極的に行っている。これからの活動について、山根さんは「今後も活躍の場をさらに増やし、アナウンス研究会の魅力を伝えていきたい」と話した。

そのほか、ポスター部門では「Palan」が、CMコンテストでは「青学ラーメン愛好会」がそれぞれ優勝。また、「青学生が言われて嫌なこと第13位は?」のお題の下行われた、大喜利コンテストでは「え、お前、青スタ落ちたん?」という、本学学生であれば共感できる回答が見事優勝した。

3年ぶりに出店での飲食販売が可能となり、開催された今年のA―1グランプリ。また、今年から本学学生個人を対象にした個人コンテストも開催された。来年はどのような企画が待っているのだろうか。