毎年青山祭の人気企画となっているトークショー。3年ぶりとなる一般客有りでの開催となった。青山祭最終日となった10月30日、歌手・俳優として活躍する大原櫻子さんを迎え開催した。
一般客有りでの開催ということもあり、本学学生に限らず大原さんのグッズを持ったファンが今か今かと始まりを待ち構えていた。そして、大原さんが登壇すると会場全体が大いに盛り上がった。
まず、最初のコーナーは自己紹介スライドだ。これは実行委員が大原さんの経歴をまとめたものだ。幼少期から取り組んでいたクラブjazzやオーディションの秘話、ミュージカル『おとこたち』の稽古前のワークショップについてなどを大原さんは話した。さらに、大原さんは「私の親友が本学に在籍している。今日の観客席にもいるので張り切って臨みたい」と意気込んだ。
次に行われたのは、質問コーナーだ。事前にSNSなどで募集した質問が入ったボックスが用意され、そこから司会が質問を引くというものだ。このコーナーでは大学の思い出についても話した。「大学の卒業制作で映画を学生だけで作った。そこで制作の裏側の仕事を知ることができた。表舞台に立つことには慣れていたが、このような機会を経たことで今後の糧になった」と大原さんは振り返った。
質問コーナーが盛り上がった後、大原さん対観客というゲーム形式のイントロドンコーナーが行われた。大原さんには曲が始まってから2秒待ち回答する、というハンデが定められた。全3問クイズをしたが、観客の回答するスピードが速く、大原さんは「このハンデでは到底勝つことができない。観客のみんながすごかった」と称賛した。
そして、サプライズとして生歌が披露された。大原さんが歌った曲は自身の代表曲である『瞳』だ。大原さんがステージの前方に立つと会場が静寂に包まれた。会場中に歌声が響き渡ると、その透き通った声に観客は聞き入った。歌の途中で大原さんは、マイクなしでの歌唱を披露した。他大学ではマイクなしの生歌はなく、本学が初めてだという。マイクがない状態でも会場には歌声が響き、曲の終わりには大きな拍手が起こった。
最後に大原さんは「今日は青学でトークショーができて楽しかった。また機会があればぜひ青学に来たい」と話した。大原さんが出演するミュージカル『おとこたち』は来年3月12日より東京PARCO劇場をはじめとする全3都市で公演予定だ。