昨年11月22日から12月5日、相模原キャンパス購買会の一角に『チャレンジショップ』が開かれた。この企画を運営したのは、社会情報学部の『プロジェクト演習入門Ⅱ』を履修する学生たちである。
授業の一環として例年開催されているチャレンジショップ。今年度は購買会の収益向上を目標として、学生たちが企画・運営を行った。学生は4チームに分かれ、企画力や利益、販売個数など競い合った。連日どのチームにも多くの学生が立ち寄っていたが、特に注目を浴びていたのは『ガチャラン』の販売であった。メンバーは、鵜木綾子さん、小笠原脩斗さん、木下倭さん、齋藤拓哉さん、菅原愛さんと竹内遥香さんの2年生6人だ。
「運任せのランチも、悪くない」というキャッチコピーのもと、6人はお弁当やインスタント食品の販売を行った。今日の昼食をガチャガチャで決定する、という斬新なアイデアが生まれたきっかけは「昼食がルーティン化してしまっている学生に、ガチャガチャを通してわくわくする気持ちを届けたい」という思いからだったと鵜木さんは話す。学生からの反響は大きく、販売を行った4日間とも予定時刻よりも早く完売したそうだ。「最大限の収益を出すために、お弁当とインスタント食品の販売個数についてよく話し合ったからかもしれません」と竹内さんは笑顔で述べた。
運営していく中で大変だったことについて、木下さんは「お弁当の仕入れ先を探すのに難航し、何十社も声をかけなければならなかった」と話す。しかしながら、自分たちが頑張ることで少しでも購買会が活気づけられるのなら、という気持ちで最後までやり抜くことができたそうだ。6人は、この授業・企画のおかげで貴重な経験ができたと感謝の意を表した。
連日大盛況のなかで幕を閉じた今年度のチャレンジショップ。ガチャランだけでなく、和菓子販売や駄菓子総選挙、古着のフリーマーケットが出店され、どのチームも売り上げ向上に尽力した。来年度はどんなテーマのもとで、学生らしいアイデアの販売が行われるだろうか。