1月2日、3日にかけて行われた箱根駅伝。走る選手たちを現地で応援した、本学応援団に所属する牧村風司(法3)に話を聞いた。
牧村は、実際に箱根駅伝の現地で応援をした感想について「応援会場にお越し頂いた多くの方々と本学の応援をできてうれしかった。無声応援ではあったが、現地でOB・OGの方から本学を志す受験生までオール青学で一体になって応援できたという印象が強い」と振り返る。
感染症拡大防止ということもあり、今年の応援は無声応援となった。それに対して「やはり声は思いを伝えるには重要なもの。応援席全体で『頑張れ青学』と叫ぶことができるだけで、雰囲気が大きく変わる。遠慮なく声をあげて応援できる日が帰ってくることを待っている」と有声応援との違いについて語る牧村。ただ、「何年か経てば無声応援というコロナ禍での応援も、いい思い出になるかもしれない」と語った。
箱根駅伝の応援に向けて、応援団は12月の最終週から「箱根駅伝前集中練習」として練習を行っている。箱根駅伝の応援は、その代の応援団で臨む最後の大会であり、その年度の集大成ともなる応援。「一年間かけて箱根駅伝で最高の応援を作り上げることを目標に全身全霊で練習に努めている」と牧村は語った。
応援団は、普段どのように練習を行っているのか。発声や振りの動きの練習、質の高い声や動きを追求するための走り込みや筋トレといった体力トレーニング。それだけではなく、卒業後も立派な社会人として活躍するため、心地よい挨拶の練習や話す練習など、卒業後を見据えた練習も行っているのだという。その他にも、本学学生に楽しんでもらえるように「神宮野球応援ツアー」などの応援企画も行っている。
最後に、牧村は「縁の下の力持ちとして体育会をはじめとして、青学に関わる方々の力となるを応援できるよう日々精進していこうと思う。まずは学位授与式と入学式において、皆さんに勇気や感動を与えられる応援をお届けしたい」と今後の展望を語る。「また、応援団を支えてくださっている方、いつも応援席にお越し頂いている皆様に心よりお礼申し上げます。常勝チームにふさわしい応援を追求して精進してまいりますので、2023年度も何卒よろしくお願い申し上げます」と丁寧に感謝を綴った。