4月から、本学青山キャンパス・相模原キャンパスの各所にマイボトル利用式ウォーターサーバーが設置された。このウォーターサーバーは無料で本学学生が利用できる。

 庶務部施設課の男石一也さんは、ウォーターサーバ―を設置した理由として、新型コロナウイルスの感染予防対策によって使用禁止になってしまった冷水機の使用がきっかけとなったと語る。「冷水機が使用禁止となり、学生が無料で水を飲める場所がなくなってしまった。去年の夏は学生や部会から冷水機の使用許可願が出たが、やはり本学としては許可することができない。そのため、持参したボトルに水を入れる形のウォーターサーバーを提案した」という。また、それだけではなく、ペットボトルではなくマイボトルを持ってほしい、SDGs推進としてもウォーターサーバーは効果的であると考えられている。

 ウォーターサーバーの設置箇所は、青山キャンパス17号館各階のラウンジや9号館、記念館警備室前など数多くある。「これまでの冷水機は、学生が置いてあるのか分かりづらいような部分に設置されていることもあった。例えばラウンジのように、学生がよく使用する場所でないと利用率が低く、設置した意味もなくなってしまう」と、男石さんは設置場所についての苦労を教えてくれた。そのためにも、学生ポータルに掲載するなど、学生に周知することが必要になってくる。

 直接飲むことにより衛生面が懸念される冷水機とは異なり、ウォーターサーバーは水の出る部分に誰も触れることはない。また、シンク周りの衛生面も保つことができるのが特徴だ。さらに男石さんは「ウォーターサーバーには浄水機能と冷却機能がついており、おいしい水が飲むことができる」とウォーターサーバーの機能についても教えてくれた。

 最後に男石さんは、「これから暑くなっていく中で、冷たくておいしい水を飲めるため、ぜひ使ってほしい」と使用を勧めた。

 マイボトルを持っていれば、ペットボトルを買う必要もなく、環境にも優しい。そして構内でいつだって冷たい水を飲むことができる。今回のウォーターサーバー設置を機に、ぜひマイボトルを持参して学校へと通学するのはいかがだろうか。