ミュージカルサークル。この言葉を聞いてどんな団体を思い浮かべるだろうか。大人数ゆえの、過酷な部活動を想像する人も多いだろう。

 本学にもミュージカルサークルは複数存在するが、今回はNerdgraphy ミュージカル愛好会を紹介する。取材に答えてくれたのは、代表を務める壹岐唯永さん(心2)だ。

 誰かと一緒に何かを披露してみたいという想いから、壹岐さんは大学でサークルに入ることを決意した。条件に合うサークルを探した結果、最終的にミュージカルサークルでも少人数かつ雰囲気が柔らかいNerdgraphy を選んだそうだ。現在、このサークルは4年生3人、3年生1人、2年生2人、1年生2人の計8人で活動している。少人数ゆえに融通が利き、また大人数の中で実力を発揮しづらいと語る壹岐さんに最適な環境ともいえる。

 そんな壹岐さんは、1年生のときの青山祭で初めて舞台に立つ喜びを知った。

 「初めはそんなことなかったのですが、舞台に立って、初めて楽しいなって気づいて」とまっすぐな言葉で語る。その後は練習も楽しいと感じられるようになった。2回目の卒業公演では部員と共に少人数で合唱を完成させ、アドリブを褒められたことで自信がついた。新学期には新しい部員も迎えた、彼女たちの活躍に目が離せない。

 Nerdgraphyは現在、週2回集まり、全員が役者であると同時に裏方から脚本、劇で歌う曲を話し合いながら上演に至っている。新入部員は随時募集中のため、青山祭の公演を機に、一度足を運んでみてはいかがだろうか。