相模原キャンパスでは7月9日、オープンキャンパスが行われた。オープンキャンパス学生スタッフ(以下OCS)代表の上原史栞さん(地3)、副代表の飯沼友唯さん(コ3)・近藤真由さん(コ2)に話を聞いた。(以下敬称略)

Q. なぜ代表・副代表になりましたか?

上原:元々、執行部員決めがあるまでは、代表という職は意識していませんでした。私たちの学年は7~8人という少ない人数で活動していたため、「みんなを引っ張っていこう」という気持ちはなく、それよりも「みんなで協力しあっていこう」という雰囲気でした。しかし、今の2年生の代がとても多くの人数がいて、次第に「先輩として指導していかなければならない」という気持ちが芽生えていきました。また、前の代の先輩たちの活躍を見て憧れを抱き、さらに「このOCSという環境なら、私が代表になってもみんな支えてくれ、安心して活動できるだろう」と思ったのが一番です。さらに、OCSの雰囲気が好きで、この雰囲気を引き継いでいきたいと思い、代表となりました。

飯沼:私は、OCSの活動を通じてとても成長させてもらったと感じていました。具体的には、人前で話したり、アイデアを一から考えて企画書の形にしてそれを実現したりする活動を通じて、自分の成長をとても実感し、今の自分がいると思っているので、それを振り返ったときに、今度は自分がOCSに何か貢献していきたいという思いで副代表になりました。

近藤:私たちの学年はとても人数が多く、もちろん一人一人の力は大事ですが、チーム一丸となってやることが大事な学年だと感じていました。私が副代表になって、もっと縦と横のつながりを強めて、風通しのよいOCSを作り、また改善点や要望が部員みんなから出てくるような環境を作っていきたいと思い、副代表になりました。

Q. オープンキャンパスに向けて、これまでどのような準備を進めてきましたか?

上原:オープンキャンパスの準備については、4月末から始めていて、最初は代表・副代表の3人で、こういうオープンキャンパスにしたい、それに向けてこういうことが必要だということを話し合ってきました。その後、各部署に仕事を割り振り、7月の本番に向けて準備しました。総務部ではオープンキャンパスマニュアルの作成、シフトの作成、想定問答集の作成をしてもらいました。これらは去年のものを利用して作成しているのでそこまで大変ではなかったのですが、今年のオープンキャンパスは規模が大きくなり、またコロナ禍が明けたことで感染症対策の項目が変わったため、入学広報課の職員の方と連絡を密にとっていきました。広報部は立て看板や掲示物を担当し、そのデザインをとても見やすく作ってくれ、また文字やデザインの大きさなどを細かく指示しても素早く対応してくれたおかげで、スムーズに作業が進められました。私たち執行部は、総務部・企画部・広報部それぞれから上がってきた資料や台本の確認を行っていました。また、青山OCSの代表たちとも連絡を取り合い、青山キャンパスの人も相模原キャンパスでスムーズに活動できるように計画していました。

飯沼:総務部・企画部・広報部という3つの部署がある中で、企画部は在学生のトークショーの準備をメインに行ってきました。どの部署であっても、一人で作業するということはできず、みんなで協力するということがとても重要なので、オープンキャンパスという一つの目標に向かって一人一人が協力しながら行動するのが大事なことだと思いました。

近藤:企画部のトークショーについて、学校生活や受験体験記といった受験生が聞きたい内容は、私たちが体験した学生の声を受験生に届けるということをとても大事にしてきました。企画書を作り、この企画にどのような意義があるのか、どのようなスケジュールで準備するか考え、入学広報課の協力も得つつ、台本やスライドを作っていきました。先輩後輩の垣根を超えてできる体験だったと思います。

Q. 今回のオープンキャンパスの感想を教えてください。

上原:今年のオープンキャンパスは来場者が1000人増えたため、色々なトラブルはありましたが、OCS全体で臨機応変に対応できたことで、成功を収めることができたと思います。

飯沼:過去最大の人数が来場したオープンキャンパスでしたが、OCSも過去最大の人数で臨み、一人一人が自覚をもって対応にあたったり活動したりできたことはとてもよかったのではないかと思います。

近藤:私は今回、初めて幹部という形でオープンキャンパスに参加しましたが、OCS一人一人がしっかり頑張ってくれたおかげで、来場者から「楽しかった」「青学いいな」という声が聞け、とても満足しています。

Q. 最後に、来場者にメッセージをお願いします。

上原:まずは、ご来場いただきありがとうございます。オープンキャンパスを通して、「青山学院がいいな」「こんな魅力を発見した」「入学してみたい」と思っていただけたら、うれしいです。今後も進学イベントはあるので、OCSが受験生の方々の志望校を決めるお手伝いができたらいいなと思います。

飯沼:キャンパスに直接足を運んでいただける機会が中々ありませんが、オープンキャンパスでキャンパスの雰囲気を肌で感じていただけたと思います。相模原キャンパスは緑豊かで施設もきれいですが、そういうことはキャンパスに来た人しか分からない魅力だと思うので、ぜひそうした魅力を体感してもらえたらうれしいです。また、私たちOCS部員と触れ合うことで、青学生の雰囲気というものもお伝えできたらいいなと思っていて、だからこそ私たち一人一人は青学生代表として、笑顔で対応する、挨拶をきちんとするということを意識してやったオープンキャンパスだったので、青学生の良さや魅力が伝わっていたらいいなと思います。もしご縁があったらキャンパスでお会いできるとうれしいなと思います。
近藤:お忙しい中時間を作り、キャンパスに足を運んでくださって、ありがとうございました。青学生の魅力や良さを味わってくれたことがうれしかったです。受験生はこれからの時期、大変だと思いますが、体感した魅力だけでなく、オンラインオープンキャンパスでも発信している青学の良さを感じて、受験勉強のモチベーションにして、また青学で会えたらいいなと思います。