
相模原キャンパスに隣接する本学相模原学生寮。相模原キャンパスに通う学生であれば一度は見たことがあるだろうが、その中身を知る人は少ないだろう。学生寮で暮らす学生に内情を教えてもらった。
相模原キャンパスから徒歩7分の距離にある本学相模原学生寮。相模原キャンパスに通う学生であれば、何度か見かけたことがある人もいるだろう。しかしながら、その内情を知る人は少ない。今回は、相模原学生寮に入寮している髙橋涼里さん(地2)、押田優希さん(情2)、松下晃大さん(社2)の3人に話を聞いた。
本学相模原学生寮はキャンパスに隣接する7階建ての施設だ。共有ロビーや食堂、部屋に備わっている家具など、学生が住みやすい環境が整っている。
髙橋さんはキャンパスの立地上地元から離れる必要があった。相模原学生寮では朝と夜に食事を提供してもらえることから、安心して過ごせる環境だと感じ、本学学生寮を選んだと話す。押田さんは両親が海外に住んでいることや祖母が高齢であることを鑑みて、一人暮らしができる場所を探していたため応募したという。押田さんや松下さんも食事を出してもらえる点や、寮母や従業員などに病院に連れて行ってもらえる点など、普通の一人暮らしよりも安心感を得られることから学生寮で暮らすことを決めたという。
住んでいる中で楽しかったことや温かみを感じたことを聞くと、3人ともロビーや食堂での他学生との交流を挙げた。押田さんは「学年での懇談会や、ピザパーティー、新入生歓迎会など有志で多くのイベントが開催された。中でも履修登録相談会は、入学したばかりで頼れる人がいない中で、先輩の意見を聞くことができ助かった」と振り返った。
相模原学生寮の大きな魅力として、朝と夜に提供される学食がある。朝食は和食と洋食が日替わりで出され、朝夕ともに自分で量の調節ができる。松下さんは「スポーツをやっているが、栄養バランスが考えられて食堂で調理されている料理なので満足できる」と語った。髙橋さんと押田さんはともに夕食のカレーが一番好きだと話す。押田さんは「ちょうどいい辛さで、時々デザートがついてくるところを気に入っている」と魅力を語る。
多種多様な人とかかわることができる相模原学生寮。「学科学年、所属サークル問わず数多くの人と友達になれることは、多様性を認めて物事を多面的に見ることにつながり、視野が広くなった」と松下さんは明かす。髙橋さんは食堂の従業員の人と食事の時間に交流し、一緒にアイドルのライブを見に行くほど仲良くなったという。
ロビーには女子専用寮時代から置かれているというピアノがある。押田さんはそこのピアノを弾いていたところ多くの人から声をかけてもらえ、曲を教えあうことで仲良くなれたそうだ。些細な変化からも声をかけてもらい、面倒見がいいこともこの学生寮の大きな魅力だと語る。
一人暮らしを献身的に支援し、アットホームな空間を与える相模原学生寮。今後も多くの学生に愛されることだろう。