
第103回関東学生陸上競技対抗選手権大会が5月9日〜12日に国立競技場で開催された。本学陸上競技部は短距離ブロック・長距離ブロック共に多くの種目で入賞し、大活躍の大会となった。
9日に黒田朝日(地3)を含め本学から3名の選手が男子2部10000m決勝に出場した。スタートから先頭に立つ黒田であったが、4周目に差し掛かるときにデイビッド・シュンゲ・ヤネイヤイ(麗澤大3)が前に出ると黒田は4番手と後ろで様子を見る走りになった。それからヤネイヤイが単独走となり、2位集団でスティーブン・ムチーニ(創価大2)、カマウ・パトリック(上武大3)、黒田と続いた。黒田がパトリックを抜かし3位に浮上するもムチーニがヤネイヤイに追いつくためにスピードを上げると、黒田はついていけず、そのまま単独走になった。ヤネイヤイとムチーニのトップ争いはゴールまで熾烈であったが、日本人1位全体3位に入った黒田は青学初となる27分台(27:52.02)をマークした。
青学記録更新と日本人トップについて黒田は「今後の自信につながる」と話した。また「8000mを過ぎてから前の留学生に離されてしまい、10000mという距離で優勝争いをするレベルで走るだけの体力はなかったかなと思う。離れてもペースを崩さず走りきれたことは力がついてきた証拠だと思うので、そこは大きな収穫だったと思う」とレースを振り返り課題も見えたようだ。