AGQC青山学院大学クイズ愛好会は2022年に、当時本学の2年生であった有志を中心に設立された愛好団体である。
「クイズの楽しさをみんなに知ってもらいたい」と風間壱太さん(法4)は語る。自身も競技クイズに関しては未経験であったものの、今では精力的に活動している。
普段の活動は、主に他の社会人や学生団体の出版している問題集から出題し、早押しボタンや、フリップで回答する形式で練習を行っている。一方問題を自作する会員もおり、それぞれの所属する学部の特性を活かしているという。
加えて、今年3月に明治大学や法政大学、東京理科大学のクイズサークルと交流戦を開催し、他大学との交流を増やすなど、対外活動も積極的に行っている。
現在は水曜日に行われる週1回の活動を中心に、会内での自主的な活動や、大会への出場など活動が増えてきている。
昨年度は活動開始2年目にして、全国の学生サークルの中で早押しクイズ日本一を決める大会に初出場を果たし、協賛も付くなど大きな躍進を遂げた年となった。加えて今年度からは大学公認団体に認められ、資金や活動場所の面において融通が利きやすくなり、より活発に活動している。
また、現在青山学院創立150周年特設サイトにて「青学からの挑戦状 150クイズの盾」と題した企画が進行中だ。参加者はクイズに正解することでプレゼント抽選に応募することができる企画だが、そのクイズ問題作成に当会は携わっている。クイズ問題内容には、駅伝や本学の団体に関するテーマで、学生が親しみやすいものが多く見られる。「クイズを解くことで大学に興味を持ってもらい、公式サイトに誘導することを目標として作り上げた」と風間さんは振り返る。
活動3年目に入り、新入生も加入したことでより活動が賑わっている。そのような中で今年度の目標は大会で結果を残すことであるという。「対戦相手には高校生の頃から競技クイズに親しんでいたプレイヤーも多く、苦戦を強いられている。しかし、入部した1年生はこれから多くの経験を積むことができる。彼らが3、4年生になる頃にはきっと勝てるようになるだろう」と期待する風間さん。そのうえで、活動にあたって一番大切にしたいものは、大会の結果に限らずクイズを楽しむことを忘れない姿勢。そして、クイズを通して多くの知識を身につけることだ」と教えてくれた。
取材が終わる頃にはメンバーが既に10人ほど集まり、早押しボタンの設置などが行われていた。「ボタンを押していきませんか?」と気さくにメンバーは誘ってくれた。その一幕からも、クイズ愛好会の温かい雰囲気とクイズを楽しむ姿勢を感じられた。AGQC青山学院大学クイズ愛好会のこれからのさらなる発展に期待したい。