6月9日、本学相模原キャンパスで第56回東日本学生居合道新人戦(以下新人戦)が開催された。今大会では、横山心音(総2)が優勝し、山口弓葉(済2)が3位となった。本学居合道部は、前回大会優勝者の平野友稀(英3)に続き、2連覇を果たした。

 初戦を横山は2対1、山口は3対0で突破し、その後も両者は順調に勝ち進んだ。そして迎えた準決勝では、横山・山口の同学対決が行われた。結果は3対0で横山が勝利。横山はその勢いのまま優勝を果たした。

準決勝について、横山は公式戦初対決への思いを語った。「うれしさもあったが、同期ゆえに彼女の強みは十分理解していたので、とても脅威に感じていた」と喜びつつも冷静に相手を分析する姿勢を見せた。一方山口は、本学の選手との試合をイメージできていなかった自身の準備不足を痛感したという。

緊迫の青学対決:準決勝(左山口 右横山)

続いて、今大会を振り返ってもらった。横山は「一度きりの新人戦に緊張していたものの、大会が始まると楽しさがそれを上回った」と話す。課題としては、体の不安定さや初太刀(最初に繰り出す攻撃)が弱い点を挙げた。今後は、目標の東日本学生居合道大会(以下東日本)と全日本学生居合道大会(以下全日本)の優勝に向け、基礎から見直すと意気込んだ。

「部員全員の協力無しでは成り立たなかった試合だった。改めて、青学居合道部のチームとしての強さを感じた」と振り返った山口は、刀を強く振れているように見えないことを自身の課題とした。また、東日本でのベスト8を今後の目標として打ち立てた。

 昨年度の主要大会(新人戦・東日本・全日本)で好成績を残した居合道部。昨年成し遂げられなかった全日本での団体戦優勝を達成し、真の強豪校となるか注目だ。