8月1日から3日にかけ、本学青山キャンパスにてオープンキャンパスが開催され、本学を志す約20000人の中高生とその保護者が訪れた。参加者は模擬授業の受講だけでなく、各学部学科の紹介、本学学生によるトークショーに耳を傾けることで、将来への展望を膨らませた。
今年のオープンキャンパスについて、責任者である入学広報部入学広報課課長の前波尚樹さんに話を聞いた。前波さんは「昨年までは二日間開催だったが、事前予約枠がすぐに埋まってしまい、来場できない方が大勢いた。そこで、今年はコロナ禍以前と同じ三日間開催にした。その結果、20000人まで予約枠を増やせ、多くの方に来場してもらえた」と話した。
また、本学のオープンキャンパスについて前波さんは「本学のオープンキャンパスは、参加者数を集めることを目的とするのではなく、それぞれの学部学科がどのような学びをしているかを知ってもらうことに重きを置いている。そのために事前予約のシステムを構築し、各学部が行う企画になるべく希望者が参加できるような仕組みにしている。そこで学びの内容を知ってもらい、受験校選びの参考にしてもらいたいとの思いで運営した。近年ではオンラインの企画も実施しており、自分が対面で参加したプログラム以外の学部学科との比較も可能になるのでうまく活用してほしい」と語った。
また、そんな本学のオープンキャンパスを支えている学生団体に、オープンキャンパス学生スタッフ(以下OCS)がある。OCS執行部で副代表を務める荒井友輔さん(済2)にも話を聞いた。
OCSは両キャンパスのオープンキャンパスの運営を入学広報課のもとで行う、入学広報部直属の学生団体であり、両キャンパス合わせて200人を超える学生が所属している。
荒井さんは今年のオープンキャンパスについて「今年から三日間開催になった上に、一日当たりの来場者数も一気に増加した。そのため、来場者の誘導という点が大きな課題だった。どうすれば来場者をスムーズに動かせるか、そのための運営スタッフの配置に苦労した。その甲斐あって、大きな混乱なく誘導を行えて良かった」と振り返った。
また、今年からオープンキャンパスが三日間になり、学部企画が分散化されたことに伴って、OCSが主催する学生トークショーの内容も見直したという。荒井さんは「昨年は二日間を通じてトークショーの話した内容は同じものであった。しかし、今年からはそれぞれの学部学科に所属する現役学生が、それぞれの来場者に向けてトークショーをするという形にリニューアルした」と変化について語った。
オープンキャンパスにおけるOCSの役割は大きく、この団体無しにオープンキャンパスは語ることができない。入学広報課の前波さんも「このオープンキャンパスはOCSによって支えられている。学生たちの力に本当に感謝している」と話した。
最後に、来場者に向けて荒井さんは「本学について詳しく知り、本学を選ぶきっかけになってほしい。そして是非本学に合格し入学した後はOCSに入ってもらい、一緒に活動出来たらとてもうれしい」と明るく話した。
時代や受験生のニーズに合わせ、オープンキャンパスは進化を続けている。未来の青学生にとって今回のオープンキャンパスは、良い機会となっただろう。