選手紹介:野村昭夢
前回大会6区区間2位の好成績を残した山下りのスペシャリスト。
今季は出雲駅伝では2区区間6位、全日本大学駅伝では1区区間4位の記録を出し、箱根駅伝に向けて調子を徐々に上げていった。
2位中央大学との差を1分47秒で迎えたスタート。野村は序盤から区間新記録ペースでレースを展開し、5km地点では2分17秒、13.7km地点(大平台)では3分20秒と他大学を寄せ付けない圧倒的なスピードで山を駆け下りていった。
終盤残り3km。箱根湯本付近の平地に入ってからは、「大丈夫!56分いけるよ!」という原晋監督の言葉を受け、最後の力を振り絞った。記録は56分48秒。56分台は、100回大会まで誰一人届かなかった領域。新たな節目の101回大会で、野村が6区の歴史を大きく変えた。