箱根駅伝の連覇という快挙を支えた人は数多くいる。その中でも今回は応援の面から選手たちを後押しし続けた応援団、吹奏楽バトントワリング部(以下、吹バ)の中心メンバーにそれぞれ話を聞いた。

応援団は代替わりにより団長代理の早川太晴さん(ヒ2)と副団長代理の太田昂さん(国政2)が中心となって臨んだ初の公の舞台であった。今回のみならず、どの競技でも共通して「お客さんを巻き込んだ一体感のある応援ができるよう常に意識している」と早川さんは語る。「一番苦しい思いをしているのは選手たちなので、倒れてもいいくらい全力で応援することを心がけている」と語った太田さんからは、選手へのリスペクトと応援に懸ける熱意を感じた。

さらに前回大会も応援団の一員として帯同していた早川さんは「前回大会より応援の声が大きかったと感じた」と振り返り、自身も「いつも以上の力を発揮することができ達成感があった」と話した。

吹バの箱根駅伝応援責任者を務めた小林竜也さん(国政3)は今回の応援を振り返り「選手たちの頑張りにどのように相乗効果として応援の力を乗せられるか意識していた」と答えた。現地で応援していた出雲駅伝、全日本駅伝では悔しさを滲ませる選手たちの姿を見てきた小林さん。そのため今回の優勝は「泊まり込みで朝早くから応援し続けた頑張りも含めとても喜びの大きい一勝だった」と感慨深い表情で語った。

駅伝のみならず、様々な舞台で選手を鼓舞し続ける応援団と吹バ。本学体育会の躍進を強く後押しする彼らの応援は、見ている者の胸を熱くさせてくれる。